はじめに
日頃私たちは調子が悪い時や病気の時に医療機関を訪れ治療をし、自ら情報を得て健康法も実践している方も多いと思います。それらは大切なことです。しかし、なかなか完治せず、また良くなりかけては又再発したり、さらに他の症状に悩まされたりとしたら・・・・・なぜでしょうか?
実は症状や病気は結果の現象であり、原因を取り除いてほしいという体内からのメッセージなのです。「一時的に楽になる。気持ちがいい」と「治癒していく。健康に向かう。」は全然違います。対症療法ではなく原因療法へと意識を変える必要があります。
傷口が塞がっていく。骨折した骨が癒合していく、安静にしていたら自然に良くなってきたなどの様に生命体は自己保存のために自然治癒力を備えさせられています。
生命力(自然治癒力)が低下して再生・消化・吸収・排泄・免疫・抵抗力などが充分に機能していない状態では治療・健康法の効果、改善度も少なく、期間も長くかかります。その自然治癒力の低下も部分的低下ではなく全身的低下が根本原因なのです。
いつの頃からか「〇〇〇を治してもらう。」「〇〇〇で治してもらう。」という外部依存になさせられ、自然治癒力は忘れされられているように思います。全身的に自然治癒力を発揮させていく方法で内部から「治る身体」「治っていく身体」になり健康を目指しませんか?
上部頸椎カイロプラクテイックとは
アメリカで1895年、アイオワ州ダブンポートの施術家D.D.パーマーは約17年耳が不自由だったスタッフの背骨を施術して、その後から耳が徐々に聞こえるようになったのがこの手技の始まりで、その命名はギリシア語で「カイロ=手」と「プラクテイス=実践」を合わせて「カイロプラクテイック」となりました。
その後D.D.パーマーは息子であるB.J.パーマーと共に背骨と症状の関連性を追及しながらテクニックの開発をし、カイロプラクテイックを啓発していきました。
やがて上部頸椎を調整することで全身的に多くの症状が改善し長持ちしていくことがわかり、それを証明するために上部頸椎のみの調整専用クリニックで、約30年の年月をかけ調査し「背骨全体の変位、および病気の原因は、上部頸椎の変位にある」とH.I.O学説を発表して上部頸椎カイロプラクテイックが確立しました。
別名にSPECIFIC CHIROPRCTIC=特殊な、特効のあるカイロプラクテイック、PRINCIPLE CHIROPRACTIC=原理原則のカイロプラクテイックとも呼ばれています。
頭頚部調整とは
脳・延髄は脳頭蓋内の脳脊髄液で保護されており、頭蓋骨以下の中枢神経は脊柱管内の脳脊髄液で保護されて通っています。脳脊髄液の生成・吸収・循環が安定するように脳頭蓋の縫合を開放(リリース)します。この脳頭蓋のリリースと上部頸椎カイロプラクテイックとを融合させたものです。
上部頸椎は約5~6Kgといわれる重い頭を支えて身体のバランスを保っていますが、頭部と上部頸椎部にズレ(変位)が起こると、頭蓋骨・脊柱・仙骨などが歪んできて姿勢が悪くなり、神経(治す力・自然治癒力)の流れが妨害され、不調・症状がでてきます。この頭頚部のズレ(変位)は、事故・打撲などで急激に発生したり、仕事上での姿勢・スポーツや日常動作の癖などから、徐々に進行していくこともあり「痛くなった時、症状が表面化した時が悪くなった時」ではありません。それ以前に原因は発生しているのです。
頭頸椎部調整は脳脊髄液の良好な流れと、頭頚部の変位や骨格の歪みが改善して脳から全身への神経(生命エネルギー・治す力)の流れが良くなり、色々な症状が自然に改善していく療法で、頭部調整時にはソフトな負荷で数分要し、上部頸椎の調整は瞬時におわります。
色々な症状に有効ですが、同じ様な姿勢・症状・病名でも器質的問題や体質、生活環境などによって効果に差があります。また身体の部分に限界がある時は、関連した部位の有効性や改善度は限られてきます。改善度が認められない時には専門医療機関での受診、再検査をお勧めしています。
症例
交通事故後の後遺症
事故時の衝撃や車の破損度に関係なく、またスポーツや仕事上における転倒や打撲なども頭頚部の変位が発生する可能性が高く、首・肩の痛みや頭痛などの症状が直ぐに出る方、しばらくしてから出る方と様々ですが頭頚部調整は期待にこたえます。
姿勢不良や側弯症
小さい時から猫背や姿勢が悪く、生まれつきと思っている人たちがいますが、確かに姿勢不良は悪いのですが、その姿勢の悪さを作り出している頭頚部の変位という原因がもっと悪いのです。頭頚部調整による改善例は多くあります。但しボルト固定や変形・変性の度合いが大きい場合には改善度は限られます。
関連参考写真
女性 60歳
(ご本人の承諾を得て画像・文章を記載しています。)
いずれの写真も左が初回施術で、右が2回目になります。
昭和61年交通事故
腰椎管狭窄症で令和元年手術、腰椎3・4・5番ボルト固定
頸部側屈、回旋で痛み有
左手冷温覚、触覚なし 右手3・4・5指しびれあり
杖を突いた歩行で腰、左半身の痛み
令和2年8月来堂 初回、頭頚部調整後ボルト固定されていても姿勢の改善がわかります。痛みも軽減し歩行状態も良くなりました。
3週間後 頸部・腰部・左半身の痛み軽減し、右手3・4指のしびれは軽減、5指しびれの変化は少ないとの事
今後も、治す力による可能性の追求と確認をさせていただきたいと思っています。
関連参考写真
男性 41歳
(ご本人の承諾得てX-Ray画像、文章を記載しております。)
令和2年5月入院 バイク事故により左腸骨・左大腿骨骨折ボルト固定手術、膀胱手術。9月末に退院。かばった歩きをするためか5分も歩くと腰と首がパンパンに張り、肩も痛くなってくる。
10月来堂 跛行状態で左大腿骨が前方挙上できず、外転約45度での挙上で、頭頚部調節後、下肢の短足が改善、歩行状態も改善し、大腿骨挙上も外転度が20度くらいに改善。ご本人は劇的改善に感激されました。
1か月後の来堂 大腿骨の挙上もかなり良くなり経過は順調。 腸骨(骨盤)の変位も徐々に改善していくと・・・・治す力による可能性の追求と確認をさせていただきたいと思っております。
内臓・ホルモン関係の諸症状
多くの症状・病名がありますが、全身のための頭頚部調整は、自律神経やホルモン(内分泌)にも影響を与え、諸症状が改善し医療機関における検査結果の数値などを楽しみにされる方たちもいらっしゃいます。
参考症例
不安神経症、三叉神経痛、無気力、不眠、自律神経失調症、頭痛、めまい、蓄膿症(副鼻腔炎)、視力低下、耳鳴り 難聴、顎関節の痛み・開口障害、うつ、バセドー病、イライラ、頭痛、眼球突出、頸椎ヘルニア、寝違い、肩・腕(痛み・しびれ・四十肩)、リウマチの諸症状、のどが渇く、体がだるい、むくみ、喘息、手指の震え、アレルギー疾患 、糖尿病、肝機能障害、風邪をひきやすい、腎臓機能低下、疲れやすい、冷え性、妊娠中の体調不良、出産後の体調不良、便秘、更年期障害、夜尿症、不妊症、生理痛、背中のハリや痛み、腰痛(椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症など) 膝(痛み・腫れ)、股関節の痛み、坐骨神経痛、下肢のしびれ、足首の痛み
この他たくさんの症例がございます。
お悩みの症状をご遠慮なくお気軽にご相談ください。